節約を苦しみにしてはいけない

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しかし、このような自己コントロールは、主として自分に課すことが大切なのです。これを他人に、たとえば従業員にまで強制してはいけません。ケチになると、人に悩みや悲しみ、不快感を与えます。そして、やがてその報復を受けるのです。

金次郎は、おそらく、使用人たちが灯油や薪を節約した分以上の金を与えてやったことでしょう。そうであればこそ、使用人たちも一生懸命、節約に励むのです。従業員を締め上げてまで金を残すと、マイナスの力が返ってきます。金の力を得るために、人の力がマイナスに働いてしまうのです。

不況になると、どこの会社も「紙を節約しろ」「ボールペンを節約しろ」ということになりますが、あまりにそれを強制すると、恨みを買うことになるでしょう。内部告発されて、脱税がバレたり、思いもよらぬところに災難が降りかかったりするものです。何事も人に恨みを買うまでやってはいけません。

節約した分をボーナスなどで従業員に還元すれば、喜びを与えられます。人の力を得られます。もちろん、節約するという意識、緊張は必要です。わずかの金を惜しむのではなく、会社自体の利益追求をはかる意識を持たせるには、有効です。ただし、それは社長自らがやるべきで、社員に強制してはいけません。

私が知っている経営者にも、「あっちの店のほうが五円安い」などという情報にくわしい人がいますが、社員にそれをまねしろとはいっていません。何も言わなくても、「社長がやっているんだから」と、まねをするのは、有能な従業員であり、「そんなこと知ったものか」とそっぽを向いているのは、そうでない従業員なのです。

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