金持ちになることが成功か
金持ちになることが成功か
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これまで、いかに人の力、金の力を集めて、「成功」を自分のものにするかについて、お話してきました。しかし、事業を広げ、金持ちになることだけが、本当の成功でしょうか。財産も築いた。名前も上がった。人は自分を「成功者」という。
それでも、絶えず「この金や地位を失いはしないか」「取引先や従業員に裏切られはしないか」「跡を継ぐ息子は失敗しないか」「脱税や贈賄で告発されはしないか」などと、心を悩ませているとしたら・・。
そんなことになれば、物質的な「富」は得たとしても、精神的には「貧困」といわざるをえません。そして、このようなマイナス思考は、必ず、人生に不幸をもたらします。
本当の成功とは、「成功した」ことによって、心が晴れ晴れとし、ウキウキするだけでなく、自己重要感が満たされるのです。意識が拡大するものです。「意識の拡大」=自己意識空間の拡大といえばいいでしょうか。これは、わかりやすくいえば、気分が広がることです。頭の中の意識空間が一気に広がり、モヤモヤが失せ、晴れ晴れとした気持ちになることです。
たとえば、急に景色が開けたとき、うっそうたる木々をかき分け、あえぎながら狭い山道を登ってきて、ようやく山頂にたどり着いたとき、はるか眼下に広がる世界。このときの晴れ晴れとした気持ちです。それまでの苦労をすべて忘れるような、幸福感です。この反対が、意識空間の縮小です。狭苦しい、重苦しい気持ちです。
意識空間の拡大の手段として、「成功」があるのです。究極の目的は、金持ちになることではなく、自分の意識空間がいかに拡大されるか、幸福になれるか・・ではないでしょうか。つまり、この無形のものが最終の目的なのです。
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