望んでいれば、道は自然にできている
望んでいれば、道は自然にできている
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今まで私は、あえて「アイデアの出し方」のノウハウは示しませんでした。なぜなら、アイデアは、自然にわき上がってくるものだからです。また、そうでないものは、おそらく成功しないアイデアです。アラヤ識論でいえば、アイデアを出すのに才能は必要ありません。アラヤ識がアイデアや人の力、金の力を生み出してくれるでしょう。
古来、仏教では、「身・口・意」といいます。行動の「身」と言葉の「口」、意識の「意」によって体験されたことを元にして、「因」が生じるのです。「どうしても成功したい」という願望を、絶えず「身・口・意」で体現していれば、必ずそれが実現されるような縁ができます。自分がするべき方向へと、導かれるのです。
たとえば、昔、アメリカで、ある薬局に勤めていた人が、「若者向けの薬局のチェーン展開」を思いつきました。薬局では、薬だけでなくガムやキャンディーなどもおいているので、しばしば若者たちもやってきます。それをもっと若者のたまり場のような店にできないかと考えました。
そのうちに、「喫茶店と薬局を合わせたような店で、ジュークボックスがあって、ソーダやポップコーンを売っていて、ダンスができて・・・」などといった「企画」がわき上がってきたのです。そんな店が「出来たらいいなあ。やりたいなあ」と思っていたところ、たまたまその薬局をクビになってしまったのです。
これを、運命自壊作用といいます。現在の仕事が、夢の達成のために小さすぎるとき、その夢を達成させるために、こうした奇跡が起こるのです。このとき、「こんなハメになって情けない」とか、「これからどうすればいいのだ」などと悲観してはいけません。むしろ、「これは、天が与えてくれたチャンスなのだ」と、身・口・意で表現するのです。
さて、それから、彼の大成功が始まりました。まず、昔の知り合いとバッタリ出会ったのです。その知人は、たまたま遺産を相続し、その運営について考えていました。彼が計画を話すと、「とにかくやってみろ」と、出資してくれました。そして彼は、全米一のドラッグストア・チェーンのオーナーになりました。
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